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加藤家住宅(旧中彦蝋燭店)

江戸時代の風情を残す貴重な商家

第二次世界大戦の戦火を逃れ、江戸時代の町家風情を今に残す「加藤家住宅(旧中彦蝋燭店)」。この家に伝わる諸事留によりますと、嘉永6年(1853年)に当時の主人が隣家を購入。その後、息子の加藤彦治郎が蝋燭商を始めたものの後継ぎがなく、番頭の小田井貞吉が商才を見込まれて後継ぎとなり、手腕を発揮したといいます。
ミセ(商談室)から座敷、はなれへと続く間取りは往時の名残がそのまま残っています。中庭の奥に後年設えられた茶室(はなれ)は風雅な雰囲気で、趣のある蔵や土間も昔のままです。

DATA

【住所】名古屋市西区幅下1-10-1
※一般開放はなし