商店街
昭和レトロだけじゃない、
楽しみながら歴史を辿る
円頓寺商店街&円頓寺本町商店街
名古屋城下の賑わいを原点とした、
名古屋で最も古い2つの商店街
「エキ・シロ」エリアには、江川線を挟んで東西に2つの商店街があります。1つは東側、堀川の五条橋近くから伸びる「円頓寺商店街」。もう1つは西へ、名駅方面へと続く「円頓寺本町商店街」です。
両商店街の歴史は江戸時代までさかのぼり、名古屋城築城の際に、運送の要となった堀川を利用する人々の遊興地となったこと、寺社がこの地に移転して門前町として賑わうようになったこと、さらに多くの人が行き交う美濃路街道がそばを通っていたことなど、さまざまな要因からこの地域が発展していきました。そして明治20年代に商店街が形成。名古屋で最も古い商店街として、その歴史や古き良き下町情緒に触れながら、老舗店と新店舗が混在する魅力溢れるまち歩きを楽しめる場所になっています。
個性豊かで多彩な店とイベントも楽しみな「円頓寺商店街」
まずは五条橋の西袂からすぐのところに入口があり、江川線まで約220mのアーケードが伸びる「円頓寺商店街」へ。現在約30店舗が軒を連ねる中には、明治・昭和の老舗店をはじめ、話題の新店舗も続々オープン。さらに、ゲストハウスやボルダリング施設、「ナゴヤカブキ」の演芸場、名古屋の伝統工芸のギャラリー&カフェなどもあり、個性豊かで感度の高い商店街として、地元民から観光客まで多くの人の注目を集めています。
また、年間を通して多彩なイベントも開催されるのも魅力。毎週土曜日の「円頓寺サタデーマーケット」や、毎月第1日曜開催のフリーマーケット「ごえん市」などの開催時を狙って行くのもおすすめです。
昔ながらのリアルな“名古屋”を体感できる「円頓寺本町商店街」
江川線から名駅方面へ、全長約700mの道の両側に約50店舗が軒を連ねる「円頓寺本町商店街」は、昭和の雰囲気が色濃く残る下町情緒がなによりの魅力。洋服店やスーパーなど暮らしの日常品が揃う店舗や、家族経営の老舗店が多く、地元民と店主が交わす名古屋弁など、リアルな“名古屋”がすぐそこに。
また、ここでの楽しみのひとつは食べ歩き。“100円お好み焼”やたこ焼き、手焼きのきんつば、甘味など昔懐かしいおやつを味わいながら、のんびりと商店街をそぞろ歩いてみてはいかがでしょうか。
円頓寺・円頓寺本町の両商店街が一番活気づく時期といえば、毎年夏に両商店街の共同主催で開催される「七夕まつり」の時期。昭和30年代から続く伝統の祭りで、たくさんの出店や商店主手作りの嗜好を凝らした七夕飾りがアーケード内を彩ります。